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Pinak, M.*
JAERI-Research 98-074, 37 Pages, 1999/01
チミンダイマーは、太陽光にも含まれる紫外線によって頻繁に生じるDNA損傷である。これが修復されなければ、細胞の突然変異や致死を招き、皮膚癌の原因にもなると考えられている。T4エンドヌクレアーゼVは、バクテリオファージT4由来のDNA修復酵素であり、チミンダイマーの修復過程における最初の反応を担う。分子動力学シミュレーションは、損傷のない12塩基対のDNA、損傷のない場合と塩基配列は同じだがチミンダイマーのあるDNA、修復酵素T4エンドヌクレアーゼV、の3つの分子についてそれぞれ1ナノ秒(ns)ずつ行った。これらのシミュレーション結果は、認識過程における静電作用の役割を調べるために解析された。この結果、酵素のアミノ酸の静電エネルギーは、約+15kcal/molの正の値であることがわかった。チミンダイマーの部分の静電エネルギーは約-9kcal/molであり、損傷のないDNAのチミンの部分での静電エネルギーがほぼ中性を示したのとは異なった。この違いは、静電エネルギーが、修復酵素がDNAをスキャンする過程において正確にチミンダイマーを認識するための重要な因子であることを示唆している。
藤野 威男; L.R.Morss*
Journal of Solid State Chemistry, 67, p.131 - 141, 1987/00
被引用回数:4 パーセンタイル:24.59(Chemistry, Inorganic & Nuclear)イオン結晶において空間群と格子定数が既知の場合、可変原子位置パラメーターを静電計算によって求める方法を提案した。パラメーターはマデルング定数を最大にする点として与えられる。この点がイオン間反発に起因する臨界距離よりも短い場合には、臨界距離を与える点がパラメーターとなる。TiO(ルチル),UCl,-RbGeFの3例について適用性を調べた。文献値と本法パラメーターとの一致は良い。本法の根拠について議論した。イオン結晶では、最初にイオン相互の幾何学的配置が決まり、その次に実際の距離が決まる。